フリースタイルスキー観戦ガイド/スピントリック&回転数解説
- Takumi Toyama
- 2022年1月23日
- 読了時間: 3分
更新日:8月2日
今回は基本的なスピントリックと回転数の数え方についての解説して行きます◎
スピンとは回転軸が倒れずに横回転をするトリックの事の総称になります。 そしてこのスピントリックはトリックの基本になるためトリック名がなく、回転数がそのままトリック名になります。いきなり回転数だったらスピントリックだと思って下さい。
スピントリック、回転数の数え方はこうなっています。
・180(ワンエイティー)=半回転 ・360(スリーシックスティー)=1回転 ・540(ファイブフォーティー)=1回転半 ・720(セブントゥエンティー)=2回転 ・900(ナインハンドレッド)=2回転半 ・1080(テンエイティー)=3回転 ・1260(トゥウェルブシックスティー)=3回転半 ・1440(フォーティンフォーティー)=4回転 ・1620(シックスティーントゥウェンティー)=4回転半 ・1800(エイティーンハンドレッド)=5回転 ・1980(ナインティーンエイティー)=5回転半 ・2160(トゥウェンティーワンシックスティー)=6回転
お気付きの方も多いと思いますが、一回転が360度になるので回転数を回転度数で表示するようになっています。また3Dトリックと総称される回転軸が倒れるスピントリックや、縦回転(宙返り)が入ってくるようなトリックでもトリック名の後ろに回転数がつき同じように回転度数をカウントします。 例えば体操競技の1回宙返り半ひねりはフリースキー的にカウントすると「540」となります。(縦1回転=360+半ひねり=180) そして回転数は下2桁を省略して呼称する事も多く360ならスリー、1080ならテンとなります。これも覚えておくと解説が頭に入りやすくなると思います◎ では実際のスピントリックの映像をご覧ください。
これは後ろ向き(スイッチ=sw)からのsw1080(3回転)とsw1260(3回転半)になります。見て頂くと分かるように、回転軸がずっとブレずに立っているのがわかると思います。(地球の重力と回転軸が沿っている状態)
■現在のスピントリックのトップレベルの大会での評価
女子のシーンではルーティンに組み込まれている
現在の大会のシーンでは女子ではルーティンに取り入れられる場面が多いです。 ハーフパイプでは720や900、1080がルーティンに入ってきます。ハーフパイプの場合は高さが大きな要素になるので一概に回転数が多ければ良いと言うわけではありませんが、900、1080、sw720やsw900がルーティンに入ってくると評価がグッとあがる傾向があります。 スロープスタイルでも先の映像のエストニア代表のケリー・シルダルは両方向でのsw1080をルーティンに組み込んだり、その他にも720や900を取り入れている選手は多いです◎
男子のシーンでは見る場面がかなり少なくなっている
現在男子のコンペシーンスピントリッックはほぼ見なくなっています。ビッグエア、スロープスタイル、ハーフパイプともにダブルコークなどのダブル系トリックが主流となり、ダブル系でないトリックも3Dトリックが主流になっています。 と言うのもスピンで高回転を回そうとすると軸がブレやすく、かえってトリックにミスが出てしまうことが多いんですね。1440やsw1260以上の回転であれば今でもある程度は評価されると思いますが、あえて高回転のスピントリックを選択する選手は限りなく0に近いのが現状です。 ただしスピントリックがまったく必要ないかと言われるとそんな事はなく、レールアイテムへのスピンイン(レールに乗るときに回転をしてから乗る)では軸の正確性などが求められるため、昔から変わらずに習得が必須なトリックになっています。
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以上が基本的なスピントリック、回転数の数え方になります。基本的には回転数が多いトリックが難しいとされているので、まずは選手がどのくらい回っているかに注目してもらえるとどのくらいすごいパフォーマンスだったのかが分かりやすくなると思います◎
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